日々彦・詩歌句とともに

主に俳句、付随して詩歌などの記録

26年6月印象詩歌句と折々のことば

◎第27回全国俳句大会の当日句。選者は木暮陶句郎★花時やむかし渋谷に富士見坂 ・第27回NHK全国短歌大会の特選歌★幼き日「夜の口笛は河童呼ぶ」と言われし真夜の風呂のしたたり 宮崎県 羽田任木子(小島ゆかり選)★出席簿の欠席理由に「あわび口開け」の文字あ…

◎2025年第27回NHK全国俳句大会関連

題詠「口」部門の特選作品の内の5句。★シーサーの口の奥まで大西日 愛知県 花輪朋子星野高士選★箱わなの口の大きく冬ざるる 岐阜県 村山恭子・井上弘美千選★吹替と口ずれてをり夜の秋 東京都 根岸哲也・小澤實選★竜天に登るや河口波立ちて 広島県 坂本たか子…

26年5月印象詩歌句と折々のことば

〇NHK俳句 5/3:題「葉桜」、選者は堀田季何、レギュラー、庄司浩平、司会は柴田英嗣。 紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野 椿②あぢさゐに触れて鋏のくもりけり 高田正子③兄亡くて夕刊が来る濃紫陽花 正木ゆう子④七変化住み替はりしはいくたびぞ 西村和…

「プレバト!!」で披露された千原兄弟・千原ジュニアの全俳句一覧。

※プレバト!!で芸能人が詠んだ俳句を徹底紹介するブログより。2024年2月末迄。 ◎全俳句目録 1 才能ナシ 滝を見て蛇口を閉めたか考える2 才能アリ 大仏が見ているつつじを僕見てる3 凡人 潮香りバスで浮き輪と胸膨らむ4 才能ナシ 運動会、老い、甥追い「お…

26年4月印象詩歌句と折々のことば

○新聞俳句4/14読売俳壇:★撃つ兵も撃たるる兵や雑木の芽 八幡市 会田重太郎 高野ムツオ選【評】撃つ兵と撃たれる兵がそれぞれ別なのではなく、同じ存在なのだという指摘が戦争の傷ましさを訴えている。雑木の芽が実に暗示的。4/14毎日俳壇:★添削の一字の重…

龍太一第三句集『SKY・BLUE』刊行

※龍太一が、『セントエルモの火』『HIGH・QUALITY』に続いて、第三句集『SKY・BLUE』を刊行された。 (帯-表) 龍太一の俳句の根底をなすのは、その細い目の奥から発する慈しみの光である。その光の元では、山蟻も猫の子も人間の赤子も等しく隔てない命として…

坪内稔典『俳句いまむかし ふたたび』春の項

〇『俳句いまむかし ふたたび』を読む。2010年5月1日から始まった毎日新聞朝刊の季語刻々の連載。毎朝、社会面に今日の一句として、坪内先生が選んだ俳句と鑑賞エッセイが載ります。400回を超えた季語刻々のセレクト版です。去年の8月に出た「俳句いま…

『長谷川櫂 自選五〇〇句』

〇数多くの句集や俳論、エッセイ集を発表し、俳句界をリードし続ける長谷川櫂氏による、待望の自選句集!第一句集『古志』から、最新句集『太陽の門』まで、全17冊の句集からその俳句のエッセンスを凝縮した一冊。句歴50年の「変遷」と「現在地」が見えて…

第27回NHK全国俳句大会

今回は、題詠、自由題を合わせて29872句の応募↓予選段階で6357句入選. 大賞三句:★大口の真神の息や月氷る 埼玉 清正風葉 ※神野紗希・高野ムツオ選 【評】真神とはニホンオオカミを神格化した古い呼び名で、万葉集にも「大口真神」と記されている。すでに絶…

石垣りん・印象詩

・「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」 それはながい間私たち女のまえにいつも置かれてあったもの、 自分の力にかなうほどよい大きさの鍋やお米がぷつぷつとふくらんで光り出すに都合のいい釜や劫初からうけつがれた火のほてりの前には母や、祖母や、また…

26年3月印象詩歌句と折々のことば

○新聞俳句3/1朝日俳壇:高山れおな氏の句集『百題稽古』 和歌の古典で詠まれた題をそのまま使った題詠300句に挑んだ異色の第五句集。発行:現代短歌社。★命とは白シャツに透く君なりき★茉莉花を嗅いで死ぬまで人の妻★海女の笛感幻楽にありやなし★我が孤火(こ…

梅沢富美男の全俳句一覧②2024/03/07

○【2/2】「プレバト!!」で披露された舞台俳優 梅沢富美男の全俳句一覧(全2記事)の2記事目です。◆当記事は梅沢富美男さんのプレバト!!で紹介された101番目以降の俳句を紹介しています(永世名人初の掲載決定句の次回以降)。→梅沢富美男の全俳句一覧①に、初期の…

「てつがくのライオン」 工藤直子 絵・長新太

○ライオンは「てつがく」が気に入っている。かたつむりが、ライオンというのは獣の王で哲学的な様子をしているものだと教えてくれたからだ。 きょうライオンは「てつがくてき」になろうと思った。哲学というのは坐りかたから工夫した方がよいと思われるので…

〇26年2月印象詩歌句と折々のことば

〇NHK俳句 2/1題「猫の恋」選者は堀田季何。★蘭鋳の爆発寸前のかたち 奥坂まや★子へものを書けば遺書めく夜の秋 西村和子★見てゐないやうで見てゐる兎の目 飯島晴子 ★宇宙探査船の帰還猫の恋秋田市 小林さおきち★夜半の叫び恋の猫ならよいのだが 神奈川県…

宇多 喜代子『NHK俳句 暦と暮らす: 語り継ぎたい季語と知恵』

「NHK俳句」2015~2020年の連載エッセイ。昭和10年山口県生まれ。 立春から大寒まで、俳句で語り継ぐ、昭和日本の「季語暮らし」の逸話集。俳句「歳時記」の豊かな季語の世界と、暦をよすがとして人々が積み上げた「昭和の暮らし」の思い出を、名句や季語の…